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ちょっと寄り道編・・・その3・・・なぜ彫刻か?(そのわけ②こぼとけ三体)

07-14,2011






IMG_4409_convert_20110714092802.jpg
「こぼとけ三体」年代?






自分でも忘れていた

ある時 母が 仏壇の奥から出して見せてくれた こけしみたいな こぼとけ三つ


「洋は わら屋根の昔の家 建て替えん時 こんなの彫ったんだど、、、」

「え~~~っ! そんなんあったんだ~~~っ!」


今の瓦屋根の実家は 農閑期に大工だった父が 地元の棟梁と建てた家で、その頃は何ヶ月も大工さんたちが通ってきた

冬場は 仕事始めや お茶の時間には 半分に切ったドラム缶で廃材を燃やし 手をかざしていた大工さんたち、、

一番年嵩の棟梁は 目分量で 寸法の違いを指摘した

身のこなしは 若いもんにも負けず きびきびしていた

庭には 材木が積まれ 当時80過ぎても元気だった私の曾祖母は 丸太の皮を鎌で剥いて手伝ったりしていたから

私も木っ端を拾って 父の道具でも借りて たまたま彫ったのだろう、、、

杉材で もう何十年も経っているから 写真のように飴色で良い色になってて

形は稚拙だが ちょうど年輪がそれらしい表情をこさえてくれて いいあんばいだ


その後 前回書いたように大学に落ちて 彫刻浪人が始まったわけだが

一年浪人して母に電話した


「お母ちゃん どうも彫刻では食べていけないみたいだから 来年 デザインか工芸受けなおすよ・・・」
 

一年間 都会で浪人するうちには いろんな情報が入ってきた

彫刻で自立するのは 大分難しいということも、、、


「なに バカなこと言ってんだ!一年間勉強してきたんだから 受けるだけ受けろ! 親への礼儀だ! 」

「でももう 願書〆切過ぎたよ、、、」

「試験はまだだんびゃ!! 今っから Y先生んとこ行って 願書送っから 受けろ!!」


母はオートバイをすっ飛ばして高校へ行った

私が往復3時間 自転車で通った道を 母はオートバイで ブイブイ飛ばしたらしい、、、


Y先生は 事情を聞くと 時間が無いからと言って 直接大学へ願書を送ってくれた


かくして「受けるだけ 受けっから、、、」 と言って受けた彫刻科に合格し

デザインも工芸も その後受けなおすことはなかった


N先生が もし「宇賀地 彫刻受けろ、、、」と言わなかったら、、、

母が「ナニバカなことを、、、」と言わなかったら、、、

Y先生が すぐ願書書いて直接送ってくれなかったら、、、


今の私はいない



しかし これら全ての前に 「こぼとけ三体」はもうあったのだ!


このことを知るのは 大分後になってからだった

仏壇の奥から母が出して見せてくれたのは そう遠くない数年前、、、

今思えば 母の目に 私が自信をなくしていると映ったころだった気がする











写真通し番号37
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